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| 著者 ： 三四郎
| | 撮影 ： Vito Cruz |
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第11回 〜マニラで遊べ！〜 |
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三四郎はマニラで生活しているわけであるが、マニラを訪れる日本人の方と毎晩といっていいほど飲みに出かけている。以前ご説明したようにインターネット上にメーリングリストというフィリピン好きが集まる場を運営している関係上、読者の皆さんがマニラに来ると僕を誘ってくれる。ゴールデンウィークなどは本当にたくさんの方がマニラに集まり、大きな飲み会を開くことができた。
そのような飲み会で三四郎が何を語るのかというと、大きくいえば「フィリピン幸福論」であり、もっと詳しくいうならば「マニラでの上手な遊び方」、「危険からの身の守り方」、「フィリピン人との付き合い方」、「現地の相場」などなど。つまり、このパライソ誌の原稿はいつも飲み会で皆さんにしゃべっていることを文章にしているに過ぎない。
さて、今月の幸福論は「マニラでの上手な遊び方」である。この幸福論の読者の皆さんはとてもフィリピンに興味があり、フィリピン好きの方々ばかりだと思う。しかし、フィリピン現地を頻繁に訪れている方はそう多くないだろう。
日本ではフィリピンは危ないというイメージが氾濫している。また、言葉が出来ないからちょっと・・・という人もいるだろう。そんな理由を吹き飛ばし、思わず行きたくなるようなマニラの魅力をご紹介しよう。
まずは食事。フィリピン料理はちょっと甘めで日本人にも受け入れられる味。素材の美味しさを活かした焼き物や炒め物など色々ある。日本のフィリピンレストランでは、一皿千円もするような高いイメージがあるけれど、現地ではその千円でおなか一杯食べられる。お薦めのレストランはGERRY’S GRILL。
マカティに２軒ある。最高に美味しいのはマグロのキニラウ。生のマグロをぶつ切りにして酢でしめたもの。赤いタマネギと緑の唐辛子が和えてあって、一緒に食べるとサンミゲルビールが美味しいのなんの！ その他、マグロのカマのイニハウ（焼き物）、シュリンプガンバス（海老を卵と炒めたもの）、アンパラヤ・コン・カルネ（ニガウリと牛肉の餡かけ炒め）・・・。
お次はカラオケ。といっても日本のカラオケボックスではない。マニラでカラオケというと、日本でいうフィリピンパブと同じ形態で女の子が横につく。GERRY’S GRILLから歩いて３０秒のところにマニラで一番高級な日本人向けカラオケILLUSIONがある。
８時半までに入店するとセット半額で、９０分指名込み１,０５０ペソ（２,１００円）くらいで収まる。女の子も５０人以上いて壮観。その中から好みの子を探し出すのは一苦労である。また、ここの売りはショータイム。DANCE FOCUSというテレビでも活躍しているグループが９時半からショーをやる。ダンサーも席に呼べることはあまり知られていない・・・（笑）
カラオケといえば、最近この世界も不景気なのか価格破壊が進んで安くなっている。エルミタにある雅（みやび）という店は夜１２時以降、やはりセット半額で指名を入れてもたった６５０ペソ（１,３００円）。しかも日本に行く前の素直な可愛い子が多い。日本だとファミリーレストランでちょっと食べたらそのくらいの額になってしまう。非常にお得である。
順番が前後になってしまうが、食事の前はサウナに行くという手もある。ロハス通りとヒルプヤット通りの角にあるSM健康サウナは、とても大きな風呂とサウナ、その上４５分間のマッサージがついて６４０ペソ（１,２８０円）。平日ならば２割引券（同じビルにある日本料理屋などでもらえる）を使って約５００ペソ（１,０００円）。
あるいはこんな遊びはどうだろうか？仕事の終わったカラオケの子を誘ってエルミタのライブハウスで明け方まで飲み明かすのだ。リゾラバならぬマニラバとでもいうのであろうか。彼女達も仕事の後に大音響のバンドを聴きながら飲みたいのである。
誘えば３回に１回は必ずついてくる。三四郎が保証しよう（笑）。お薦めのライブハウスは、COWBOY GRILL MABINI。男３人対女３人くらいの大人数で行くのが面白い。サンミゲルビールのバレル（樽）をオーダーして大騒ぎしても１,５００ペソ（３,０００円）はしないだろう。この連載の第一回にも書いた「踊り狂う人々」の舞台は実はここなのだ・・・。
まだ満足できない？ ならばこれでどうだろうか？ カラオケの女の子とプエルトガレラのホワイトビーチに行くというのは？ 午前３時ごろにLRTのブエンディア駅近辺から出発するバタンガス行きのバスに飛び乗る。３時間後にはバタンガス港に到着。ホワイトビーチ行きのバンカボート（横にアウトリガーが付いている船）で１時間。
午前９時ごろには真っ白なビーチを横目にサンミゲルを飲める。交通費約３００ペソ（６００円）。エアコン付きの小奇麗な部屋が８００ペソ（１,６００円）。ただし女の子と同室で泊まれるかは、もちろんあなた次第。そこまでは三四郎は保証できない（笑）。
どうだろうか、マニラのイメージが変わったのではないだろうか？ フィリピンパブで出会った子を追っかけてこなくても、マニラ現地で「マニラバ」できるのである。今度の連休はパライソツアーでチケット買って、マニラで遊ぼう！
第12回 〜Ｐの悲劇〜に続く！
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第10回 〜いつまでも「お客さん」を・・・・・〜 |
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